結婚が決まったらきちんと済ませておきたいのが相手のご家族への挨拶ですよね。
そこで欠かせないのが「手土産」です。
何も持たずに空身で挨拶にお邪魔するのはマナー違反。
そこで手土産の相場やおすすめの手土産を選ぶポイント、さらに渡すタイミングなど結婚のあいさつについてご紹介いたします。
結婚の挨拶に渡す手土産の渡し方!外食先での渡すタイミング
結婚が決まると当たり前のことでも嬉しくてたまらなくなりますよね!
そんな幸せ真っ只中のときにはついつい浮かれてしまいがちですが、きちんと済ませておきたいのが相手のご家族への挨拶です。
ご両親への挨拶となると、とっても緊張してしまいますよね。
でも相手のご家族にとっては手塩に掛けて育ててきた子どもに、本当にふさわしいかどうかを確認するチャンスですから、あらゆるところをチェックしているものです。
そんな結婚の挨拶の中でも重要視されるのは、やはり「大人としてのマナー」です。
マナーがしっかりできていれば恥ずかしい思いをすることもありませんし、なによりご両親に好印象を与えることができるので一石二鳥といったところです。
そこで欠かせないのが「手土産」。
何も持たずに空身で挨拶にお邪魔するのはマナー違反ですからね。
結婚の挨拶というと相手の実家にお邪魔するイメージが強いですが近年では、
”お互い気を遣わなくて良い”
”食事をしながらの方が会話も弾む”
などといった理由から、外食先で顔合わせをすることが増えてきています。
ですがその反面で外食先といっても様々なスタイルのお店がありますから、渡すタイミングや渡し方もまずはそのお店に合わせることが必要になってきています。
ご家族へのそんな悩みがちな疑問について、ご紹介していきますね!
レストランで渡す場合の渡すタイミングと渡し方
まず場所に関わらず、「会ってすぐに渡してしまう」ことはできるだけ避けましょう。
「帰り際では忘れてしまうかも…」
「話し始めてしまったら渡すタイミングを失ってしまうかも…」
と焦って渡してしまいたくなりがちですが、会ってすぐに渡してしまうと受け取る側も受け取りにくいものです。
初対面の場合では尚更ですよね。
しっかりお互いに挨拶を済ませてから手土産を渡すのが理想です。
レストランの場合は個室ではない場合が多いですよね。
個室でないと店員さんはもちろん、お客さんの目が気になります。
そんなレストランで手土産を渡す場合には、店員さんの案内が終わったあとなど人や動きの落ち着いたタイミングがおすすめです。
レストランのようなテーブル席のときには、座らずに立ったまま持っていた紙袋から手土産を取り出し、正面が相手側に向くようにしてしっかり両手で渡します。
紙袋は汚れ防止やほこりよけとして使用しているものなので、渡すときには紙袋から取り出すのがマナーです。
ただ自宅ではない場所で紙袋から出して渡してしまったら、相手側が持ち帰るときに困ってしまうのでは…?と思いますよね。
そこで「もしよろしければ、こちらをお使いください」と、別の未使用の紙袋を用意しておいて渡せたらとってもスマートですね!
お座敷の場合の渡すタイミングと渡し方
和を感じるお座敷は日本人にとってなじみ深いものですが、いざお座敷でのマナーとなると不安になる方が多いものですよね。
お座敷の場合は挨拶を済ましてからのタイミングで紙袋から手土産を取り出し、机の上ではなく自分の横あたりの畳の上に置きます。
このときまずは自分側に正面を向けて置いておきます。そのあと90度ずつ右回り、2回に分けて回転させながら相手側に手土産の正面が向くようにします。相手側に正面が向いたときに両手で差し出します。
お座敷だと正座での着席になりますし、個室ならではの雰囲気に緊張してしまいますが、慌てずに丁寧に渡すのがベストです。
慣れないことですからスマートにいかないこともありますが、誠意ある気持ちが伝われば十分ですからね。
お座敷の場合もレストランで手土産を渡すときと同様に、相手に渡せる未使用の紙袋を用意しておきましょう。
結婚の挨拶に持っていくおすすめの手土産
結婚の挨拶ですから、自分自身はもちろん相手のご家族にとっても大きなライフイベントになります。
どんなシチュエーションでも挨拶には欠かせない手土産ですが、そんな結婚の挨拶に持参する手土産となると、
「どんなものがいいのか?」
「どのくらいの金額の手土産がいいのか?」
…といろんなことに悩んでしまいますよね。
結婚を決めた大切な相手のご家族への挨拶だからこそ失敗したくないものです。
結婚の挨拶だけでなく、今後の家族付き合いも円滑になるような結果が1番ですよね。
そこで結婚の挨拶に持参する手土産の悩みがちなポイントについてお話していきます。
自信を持って渡せる手土産を探すのにぜひ参考にしてみてくださいね!
結婚あいさつに持っていく手土産の相場は?
まず手土産を選ぶのに重要になってくるポイントが「手土産の相場」ですよね。
いくらのものがいいのか分からないと選びにくいものです。
結論からお話すると、結婚あいさつに伺うときの手土産の相場は、3000~5000円くらいになっています。
結婚の挨拶ですからそれなりの見栄えがするもので、真剣な気持ちがこもっていることが伝わるのが理想です。
そのためあまり安すぎるものは避けるためにも3000円~5000円くらいが人気です。
逆に高価すぎるものを手土産に持っていくと、相手のご家族によけいな気を遣わせてしまうことになるので注意しましょうね。
結婚あいさつに持っていく手土産を選ぶポイント
結婚あいさつに持っていく手土産の相場が分かったところで、次は手土産を選ぶときにぜひとも押さえておきたいポイントについてお話していきます。
相手のご家族の好みに合わせた手土産を選ぶ
1つ目のポイントは「相手のご家族の好みに合わせた手土産を選ぶ」ということです。
誰でも苦手なものをもらうより好きなものをもらったほうが嬉しいですよね?
しっかりと下調べや相談をしてから買うのが安心です。
少しでも相手のご家族が喜んでくれるような手土産を選ぶには重要なポイントですよ。
なるべく日持ちするものを選ぶ
2つ目のポイントは「なるべく日持ちするものを選び、人数分以上は必ず用意する」です。
手土産を選ぶときには見た目の華やかな生ものを選びがちですが、どうしても賞味期限等が短く設定されているので日持ちしない場合が多いです。
でも必ずしもすぐに食べるとは限りません。
相手方がいざ食べようと思ったらすでに食べられなくなっていた…なんてことは避けたいですよね!
また相手のご家族の人数をしっかり事前に確認しておくことを忘れてはいけません。
家族全員にしっかり行き渡るように人数より少し多めに用意しておくと安心です。
また仏壇がある家であれば、仏前にもお供えできるように用意しておくとより喜んでくれることでしょう。
手土産は相手の家の近くで購入しない
3つ目のポイントは「手土産は相手の家の近くで購入しない」です。
持ち運んでいる間に崩れてしまったら嫌だな…など様々な理由がありますが、近くで購入すればいいかなと思う方も多いかと思います。
しかし相手の家の近くで手土産を購入することはNGです。
相手のご家族に誠意がないと捉えられてしまい、手土産だけでなく印象までも悪くなってしまいますよ。
焦ることのないよう事前に用意しておきましょう。
縁起のよい品を選ぶこと
最後のポイントは「縁起のよい品を選ぶこと」です。
相手のご家族が喜んでくれることはもちろんですが、好みのものだから必ずしもOKというわけではありません。
なぜなら日本では人付き合いに関するものだからこそ、縁起のよいものを渡す文化があるからです。
羊かんやホールケーキなど切り分けないと食べられないものは「縁が切れる」ことを連想させてしまうことから避けるのがベストです。
どうしてもその品がいい!といった場合には選んだ理由を一言添えるといいですね。
その反対に縁起がよいと言われる品もあります。
昔から縁起のよい象徴ともいえる鶴や亀、また鯛などを模したお菓子や、幾重にも重なった年輪のような見た目から長い付き合いを連想させるバームクーヘン、2つが重なり合ってできていることからステキな夫婦を連想させる最中などは手土産にもぴったりなのでおすすめですよ!
結婚あいさつにおすすめの手土産3選!
結婚あいさつの手土産ですから、自信を持って渡せるものがいいですよね。
でもいざ選ぼうとしても選択肢が多く、ついつい迷ってしまうものです。
そこで結婚あいさつにおすすめの手土産を3つほどご紹介していきます!
これらを参考にしつつ、相手のご家族が喜んでくれそうなものを選んで持っていくと安心ですよ。
洋菓子
洋菓子にはパウンドケーキやクッキー、パイなどの焼き菓子がありますよね。
種類が多いことはもちろんのこと、焼き菓子類は日持ちするのでおすすめです。
相手のご家族の好みに合わせて選べるのは嬉しいですよね!
洋菓子を購入するには身近な菓子店から、老舗の有名店まで様々ありますが、できるだけ賞味期限の長いもので個包装されているものを選ぶのがポイントですよ。
和菓子
和菓子は日本ならではの菓子だからこそ、手土産に人気の高いジャンルです。
年齢を重ねると油の多いものや脂肪分の高いものが苦手になる方も多いですが、その中でも和菓子は食べやすいと受けがよいのが魅力です。
またおじいちゃんやおばあちゃんが同居しているご家族の場合、洋菓子に比べて柔らかいものが多くて食べやすいのもポイントです。
和菓子の場合は老舗店のものを選ぶと味の信頼度は高く、またネームバリューもあるのでおすすめですよ。
ただし和菓子も洋菓子同様に個包装されていて、分ける必要のないものを選びましょう。
自分の出身地の名産品
出身地の名産品を手土産にすると、相手のご家族に自分のことを知ってもらうきっかけを作ってくれます。
会話のきっかけにもなりますね。
選ぶポイントとしては、「甘いものが好き」や「お酒が好き」など相手の好みに合った名産品にしましょう。
自分が慣れ親しんだ店のものを選ぶと味の心配もなく、自信を持って渡すことができますよね!
手土産を渡すとき何て言えばいい?言い方を紹介!
せっかく選んだ手土産ですから、渡すときの一言にも気をつけたいところですよね。
日本人が言いがちな「つまらないものですが…」などは言わないようにしましょう。
まずはしっかりと「初めまして。〇〇〇〇と申します。」と自分のフルネームを名乗ります。
そのあとに「本日はお時間をいただきありがとうございます。」など感謝の意を伝え、手土産を渡しましょう。
渡す際には相手のご家族のことを考えて選んだ手土産であることが伝わる一言を、さりげなく添えられたらベストです。
「甘いものがお好きだと伺ったので…」や「地元〇〇の名産品です」など、どうしてこの手土産を選んだのか相手に伝わるようにすると、相手のことを思って選んだ気持ちが伝わり印象もグン!とアップしますよ。
生ものや冷やして食べたほうがおいしいものに関しては、「冷やしてお召し上がりください」の一言を添えるのも忘れずにしましょうね。
まとめ
ただ単に手土産!と軽く考えず、結婚の挨拶に伺うことをしっかり考慮して選ぶことが大切です。
その手土産ひとつで印象の良し悪しにもつながりますし、今後の関係性にも影響してしまいますからね。
相手のご家族の好みなどリサーチを怠らず、しっかり選びましょう!
相手のことを心から考えて選んだ品であれば必ずその気持ちが伝わりますし、その後の付き合いも円滑に進むこと間違いなしです。
ぜひ参考にしつつ選んでみてくださいね!
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