日差しがだんだんと強くなり日焼け止めが必須になってくる時期ですね。
中でも人気なのが手軽に使えるスプレータイプの日焼け止めですが、顔へ直接引きかけることを禁止しているスプレーも少なくありません。
そこで、なぜ顔に直接吹きかけることがダメなのか、正しい日焼け止めスプレーの使い方や塗り直し方法、顔に直接スプレーできる日焼け止めスプレーをご紹介します。
日焼け止めスプレー顔に直接かけちゃダメ?
実は日焼け止めスプレーは直接顔にスプレーしてはダメなんです!
では、なぜ顔に直接日焼け止めスプレーをかけてはいけないのか、詳しくご紹介していきますね。
目に入ったり鼻から吸い込む危険が!
「目をしっかり閉じてすれば大丈夫。」「息を止めてかければ大丈夫なのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、危険であることに変わりはないのです。
目や鼻にスプレーが入った場合、粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
また、スプレー状なので粒子が細かく、入り込みやすいです。
スプレータイプの日焼け止めは、全身に使えるというものが多く、そのため噴射力が強く出来ています。
そのため顔から話してかけたとしても、かなりの勢いで噴射されます。
そのため、目や鼻に入り、傷つけやすくなります。
成分的にもアルコールなどを含むものもあるので、注意が必要です。
凍傷の危険が!
寒い地域などで聞く「凍傷」ですが、スプレーでも簡単になってしまう恐れがあります。
商品などに「3秒以上同じ場所に吹き付けないでください。」と記載があるのは凍傷を防ぐためです。
同じ場所に長時間かけたり、かなり近い距離で吹きかけたりすると、ピリッとした痛みが走ります。
あまりひどいとその部分が水膨れになってしまうことも。
おおよそ10cm~15cmほど離してサッとスプレーし、手で伸ばすことで凍傷の危険性を少なく出来ます。
塗りムラになりやすい!
手で伸ばすのと違い、直接吹きかけるということで楽にはなりますが、顔用をとっても、全身用をとってもどうしても塗りムラができやすいです。
手足や背中には比較的使いやすいかもしれませんが、顔は「目」や「鼻」など、凹凸のある部分が多く、ただ吹き付けるだけだと凹の部分はかかりずらくなってしまい、その部分が塗られていないことになります。
塗られていない部分に塗ろうとする場合、違う角度から吹き付けたり何度も吹き付ける必要があるため、
■かかりすぎている部分ができてしまう
■目や鼻などの粘膜を傷つやすくなる
■凍傷になってしまう恐れがある
が出てきます。
顔へは使用可能のスプレーを使用する、かつかかりずらい部分へは手で伸ばすことが全体に均等に塗るコツになるでしょう。
日焼け止めスプレーの正しい使い方
まずポイントとしてあげられるのが以下の7つです。
②顔や首にはスプレーをてのひらに出してからなじませる
③肌に手のひらを密着させてすみずみまで丁寧に塗る
④体にはたっぷりと大きく円を描くように塗る
⑤焼けやすい胸や方はより丁寧に
⑥髪は10cm~15cm程話してジグザグにスプレーする
⑦塗り残しがちな眉間、小鼻のわき、生え際、耳、首の後ろ、襟足、足の甲、膝裏を最終チェック
顔や首への使い方
- 容器をよく振る
- 顔に直接噴霧せずに、手のひらに出してから顔全体になじませる
- 首の場合手のひらに出してから、下から上に向かって丁寧になじませます。
塗り残ししやすい場所としては、髪の生え際、えり足、耳、小鼻のわき、首の後ろです。
塗り残しやムラにならないよう、鏡でしっかりと確認しながら塗っていきましょう。
首の場合は、特に焼けやすい部分でもあるのでしっかりと塗るように心がけます。
また、髪へスプレーする場合には、10cm~15cm離して直接噴霧しましょう。
塗りムラにならないようスプレーすることが大切です。
体への使い方
- 容器をよく振った後、腕や脚に直接噴霧します。
- 手のひら全体をフィットさせ、大きな円を描くようにやさしく広げる。
顔や首と違い直接スプレーをして塗っていきますが、凹凸のある部分は塗りムラになりやすいのでしっかりと手で優しく伸ばしましょう。
特に腕と肩から胸にかけては焼けやすい部分になるので丁寧にしっかりと塗るようにすると良いです。
体で塗り残しがちな部分は手足の甲、膝、膝の裏、体のわきや側面です。
足の甲は特に塗り忘れが多く、サンダルなどを履いた場合にサンダルの跡が残ってしまうなんてことも。
忘れずにしっかり塗りましょう。
メイク後の日焼け止めスプレーの塗り直し方法は?
日焼け止めを塗りなおしたくてもメイクをしているとなかなか直しづらいものですよね。
そもそもどのように直していいかわからないという方もいるのではないでしょうか?
メイク後の日焼け止めの塗り直しは以下の方法が一般的です。
- 化粧水や乳液をコットンやティッシュに取り、肌表面の汚れや汗、ヨレているファンデーションを軽く拭き取る。
- UVカット効果のある化粧下地(日焼け止めなど)を塗る。
- UVカット効果のあるファンデーションやフェイスパウダーを軽く重ねて、均一な肌に整える。
外にいる時間が長い方は、2~3時間おきに塗るのが目安ですが、なかなか直すのも難しいかもしれません。
直せるタイミングでしっかり塗りなおすようにしましょう。
また、おすすめはSPF30以上、PA+++前後の日焼け止めです。
汗をかいたり、タオルで拭いた後は日焼け止めが落ちてしまっているので直せるといいですね。
特に手は洗ったり、消毒をしてしまうとすぐに落ちてしまうので、手を洗った後や消毒をした後は塗りなおすのが理想的と言えます。
また、外出時マスクをしていても一般的な不織布のマスクは紫外線を通してしまうので、マスクで顔が隠れていえるからと言って日焼け対策を怠ることのないようにするといいでしょう。
顔に直接スプレーできる日焼け止めスプレー5選!
ここまでは直接顔に噴霧することで危険があるというように記載してきましたが、顔に直接スプレーのできるタイプも販売されています。
直接噴霧できるとなると、手も汚れませんし使いやすいですよね。
そこでおすすめの直接顔にスプレーできる日焼け止めスプレーをご紹介します。
プライバシーUVフェイスミスト50
SPF50+・PA++++
UVカットをしながらうるおいをプラスするUVカットミストで、8種類の美容液成分を配合しています。
白くならない微粒子ミストでメイクの上からでも崩さず塗り直しが可能です。
また、洗顔料で簡単に洗い落とせるのも魅力的な1本。敏感肌の方も使用できます。
ポーチに入るコンパクトサイズなので持ち運びにも便利。
髪にも使用できるので優秀な1本と言えるでしょう。香りは優しいフローラルブーケの香りです。
無印良品日焼け止めミスト
SPF30・PA+++
手軽に購入しやすい無印良品の日焼け止めミスト。
肌にかけると多少うるおいが残るような感覚ですが、時間とともにサラッとします。
サラッとした後も、日焼け止めの張ったような感じで、うるおいが飛びすぎない程度。
コスパがよくコンパクトサイズなので持ち運びに便利なのも嬉しいところ。
メイクの上から使用できるので手間もかかりません。
アルコール不使用なので敏感肌の方も安心です。
石澤研究所紫外線予防メイクを守るUVスプレー
SPF50+・PA++++
メイクの仕上げにひと吹きするだけで、肌老化の原因となるロングUV-Aまでブロックしてくれる高機能日焼け止めスプレーです。
UVカットしながらメイク崩れやテカリを防いでくれ、朝仕込んだファンデーションやチークをキープしてくれます。
被膜感や白浮きもなく、ウォータープルーフなので暑い夏にはもってこいの1本。
爽やかなオレンジ精油の香りで気分も爽やかになれますよ。
ラロッシュポゼ アンテリオスUVプロテクションミスト
SPF50・PA++++
「日焼け止めを使用すると肌が荒れる」「低刺激のものがいい」という方におすすめ。
皮膚科医も採用する敏感肌向けブランド「ラロッシュポゼ」の日焼け止めミストです。
ミストが繊細で軽い使用感なのでべたつきも気になりません。
洗顔料で簡単に落とせるのも嬉しいポイントです。
ロングUVA防御テクノロジーを採用し、紫外線から肌をしっかり守ってくれ、日焼けによるシミ・そばかすも防いでくれます。
ベビーボーン 日焼け止めUVスプレー
SPF50+・PA++++
こちらの日焼け止めスプレーは子供にも使える無添加処方で肌に優しい日焼け止めスプレーです。
7種類の植物エキスを配合しており、紫外線による感想や肌荒れが気になる方にもおすすめです。
お子さんがいる方には別々で購入する必要がなく一緒に使えるので便利な商品と言えるでしょう。
シルクの膜にUV吸収剤を閉じ込めた「マイクロカプセル処方」を採用しており、高いUVブロック機能を持ちながらUV吸収剤が肌に直接触れにくいので肌への負担を和らげてくれます。
マイクロカプセルは手で伸ばしてもつぶれにくい構造で、全身に伸ばして使用できます。
まとめ
さまざまな種類が販売されている日焼け止めですが、中にはアルコール成分が含まれていて直接噴霧すると危険なものもありますが、直接使用可能なスプレーやミストも多く販売されています。
自分の使用状況によってあったものを購入・使用することで効果的に紫外線予防ができるでしょう。
特にミストタイプはメイクの上から使用することが可能であったり、うるおい成分を補給することができたりと、スキンケアとまではいかないものの、肌を保護できるものもあるので、商品の特徴に注目して購入することで肌を守っていきましょう。
夏の暑さにも、紫外線にも負けないよう、日焼け止め対策をしっかり行っていきたいですね。
コメント