今や私達の生活には欠かせない存在となったマスク。
現在、様々なタイプのマスクが販売されており、昔と違いとてもファッション性が高いマスクも多く存在しています。
しかし、その一方で、中にはマスクでお肌が荒れてしまうという方も多いはず。
そこで今回の記事では、マスクでお肌が荒れてしまう方に向け、元エステティシャンの私の観点から、肌荒れしないマスクの選び方やおすすめのマスク、肌荒れしてしまった際の対処法などお話していきます。
では、さっそくお伝えしていきます。
肌荒れしないマスクの素材はシルク?不織布?
結論からお伝えしますと、肌荒れしにくいマスクの素材は、シルクやコットンなどの天然素材を使用したものです。
そもそも、マスクでお肌が荒れてしまう主な原因は、
①蒸れ
②乾燥
③抗菌剤による刺激やアレルギー
④摩擦
の4つであると考えられます。
マスクを装着することで、マスク内の湿度や温度が上がり群れてしまいます。
一見、マスク内の温度が上昇しているため、乾燥対策に繋がっていると思われやすいですが、実は、その逆。
マスクは飲食の際など取り外すことも多く、その際、マスク内の温度と外の温度差で一気に水分が蒸発されてしまうため、お肌の水分量が奪われ、乾燥しやすくなるんです。
お肌が乾燥すると、お肌を外的刺激から守るバリア機能が低下しやすくなります。
また、マスクはお肌にこすれることがあるため、乾燥状態で低下してしまったバリア機能が、摩擦や刺激により、さらに低下してしまう恐れがあるんです。
同時に、使用している素材によっても、マスク内が群れやすくなったり、繊維や素材自体がそもそもお肌に合わずお肌が荒れてしまうことも。
そのため、自分のお肌状態に合ったお肌に優しい素材のマスクを選ぶことが非常に大切です。
特に、お肌に優しい素材は、シルクやコットンなどの天然素材のもの。
こちらは、お肌の刺激が少なく、バリア機能が低下している敏感なお肌にも使用していただけます。
また、吸湿や通気性にも優れているため、まさに肌荒れ予防にもぴったりな素材と言えます。
肌荒れしないマスクの選び方
先程、肌荒れしにくいマスクの素材は、シルクやコットンなどの天然素材であることをお伝えしました。
では、素材が詳しく分かったところで、具体的にどのようにマスクを選べばいいのか、肌荒れしないマスクの選び方を詳しくお伝えします。
肌荒れしないマスクを選ぶ際に必ず確認しておきたい3つのポイントをお伝えします。
肌に優しい素材を選ぶ
マスクによる肌荒れを防ぐために、最も重要なポイントは、お肌に優しい素材のものを選ぶこと。
荒れたお肌は、バリア機能が低下し、デリケートな状態になっています。
バリア機能が低下すると、乾燥がより進むだけでなく、デリケートなお肌がさらに傷つき、悪循環に。
そうならないためにも、お肌に優しい素材を使用することは非常に重要なこと。
現在、様々な種類のマスクが販売されておりますが、特におすすめなものは、先程もお伝えした通り、シルクやコットンなどの天然素材のもの。
シルクやコットンなどの天然素材は、肌への刺激が少なく、吸湿や通気性に優れているため、肌荒れ防止にぴったりなマスクです。
一方で不織布のマスクは、化学繊維で作られているものが多く、肌触りが硬いため、肌に摩擦が起きやすくなります。
近年では、天然繊維を使用したお肌に優しい不織布タイプのマスクも発売されています。
不織布タイプのマスクを使用する場合は、必ず天然繊維で作られたものかをチェックし、もし化学繊維の場合は、間にガーゼを入れお肌を摩擦からガードすることをおすすめします。
立体的な形のマスクを選ぶ
次に確認してほしいポイントが、立体的な形のマスクを選ぶことです。
近年では、様々な形のマスクが発売されていますが、中でも立体的なマスクは、顔に触れる面が少ないため、摩擦を防ぎバリア機能を維持する効果があります。
また、顔に触れる面が少ないため、メイクがマスクに付きにくく、落ちにくい効果もあります。
そのため、マスクの形を選ぶ際は、平面タイプのものでなく、立体的な形のマスクを選ぶことをおすすめします。
縫い目など肌に刺激を与えないマスクを選ぶ
確認してほしい最後のポイントは、縫い目など肌に刺激を与えないマスクを選ぶことです。
例えば、布製のマスクは必ず縫い目がどこかにありますよね。
実は、その縫い目、ただの縫い目ではなく、長時間お肌に当たり続けることで、お肌にとって悪影響なものに変わってしまうのです。
現在コロナウイルスの感染対策のため、四六時中お食事の時以外マスクが欠かせない生活になりました。
長時間マスクを着けていると、マスク内は湿度が高くなりますが、食事の際にいきなりとることで、外と中との温度差で水分が蒸発されてしまいます。
水分が蒸発されたお肌は、水分量が低下し、乾燥肌に繋がります。
乾燥肌は、バリア機能も弱ってデリケートになっている状態。
そこで、縫い目などがお肌にさらに当たり続けることで、よりお肌に刺激がいき、状態が悪化してしまうなんてことも。
そのため、マスクを選ぶ際は、必ず縫い目などがお肌に当たらないかをチェックして選ぶようにすることをおすすめします。
肌荒れしないマスクおすすめランキング
では、肌荒れしにくいマスクの選び方をご理解していただけたところで、実際におすすめの肌荒れしないマスクを、不織布とシルクに分けそれぞれお伝えしていきます。
肌荒れしないマスクおすすめ不織布ランキング
ナチュラムーン オーガニックコットンマスク
こちらのマスクは、オーガニックコットンが使用されているお肌に優しい立体型のマスクです。
お肌に当たる内側の記事は、100%のオーガニックコットンを使用しながらも、外側はしっかりと化学繊維を使用しており、お肌に優しいだけでなく、花粉の粒子やウイルスの侵入もしっかり防ぐ効果があります。
また、接着剤を使用せず水の力で作られているため、まさに敏感なお肌の方に使って頂けるマスクです。
Lily Bell 敏感肌用マスクオーガニック
お肌に当たる内側の部分にオーガニックコットン100%を使用しており、お肌にとてもやさしい素材です。
また、小顔効果が出る形で作成されているので、マスクで大きく見えやすいお顔もシャープな印象に変えてくれるマスクになります。
ふわふわうさちゃんマスク
こちらのマスクは名前の通り、ふわふわな素材のマスク。
不織布マスクは硬く肌に当たるイメージがありますが、赤ちゃんのおむつにも使用されているふわふわエアスルー不織布というものが含まれています。
そのため、さわりごこちもふわっふわ。
お肌が荒れている際は、デリケート状態になっているため、硬いマスクだと更に状態が悪化しやすいですが、やわらかいクッションがお肌を包んでくれます。
肌荒れしないシルクマスクおすすめランキング
【E’sオリジナル】 シルクマスク
日本製の、シルク100%スムースを使用されており、とてもしっとりとした心地よい肌ざわりのマスクです。
また、中央部分にワイヤーが入っているため、お顔にマスク面が張り付くことなく、お肌の摩擦からも守ってくれる効果があります。
カラーもピンク、ホワイト、グレーと、お洋服に合わせやすいおしゃれな色味。
マスクはファッションと合わせてもかわいいので、とてもお勧めです。
SNIDEL シルクマスク
素肌に優しい100%シルクでできている洗えるタイプの、ノーズワイヤー入りマスクになっています。
シルクには、お肌の成分に近いと言われているアミノ酸が含まれており、高い保湿効果が期待できます。
また、お肌の色を自然にトーンアップするナチュラルなお色味のマスクでありながら、小顔に見える形で作られているため、肌荒れを予防しながらもおしゃれを楽しむことができるマスクになっています。
ヨハナス 美顔マスク
こちらは使うほどに、お肌と唇を艶やかに保てるマスクと言われるほど。
たて糸にシルク、よこ糸にコットンを織り上げて作られたお肌に優しいマスクです。
また、防臭性や抗菌効果も優れており、長時間使用していてもムレずに快適に使用することができます。
そのため、時期を問わず1年中使用していただけるマスクです。
マスクで肌荒れしたときの対処法
ここまで、肌荒れしないマスクの選び方やおすすめのマスク等をご紹介してきました。
では、もしマスクで肌荒れしてしまった場合、実際にどのような対象法をすればよいのでしょうか。
実際に行って頂きたい対処法は以下の3点です。
十分に保湿をする
何より一番大切なケアが保湿をすることです。
健やかなお肌は潤いがとても重要になります。
しかし、マスクの影響でお肌が荒れている場合は、バリア機能が低下しているデリケートな状態。
バリア機能が低下しているお肌は、水分蒸発がしやすくなりお肌の水分量が通常より低い状態です。
お肌の水分量が低下すると乾燥が進み、さらなるお肌のトラブルへと繋がります。
さらなる肌荒れへとならないためにも、お風呂後はしっかりと化粧水、乳液、を使用し、最後にクリームをぬり水分蒸発を防いでください。
また、保湿をする際は、なるべくお肌に優しいセラミドなどの成分が配合されているもスキンケア商品を選び使用するようにしてください。
インナーケアでバリア機能を高める
お肌の肌荒れが悪化してしまう原因は、実は日頃の食事や睡眠も関係しています。
私達のお肌は、個人差はありますが、常に約28日の周期で新しい古い細胞が垢となって剝がれ落ち、新しい細胞へと生まれ変わっています。
これをターンオーバーと呼びますが、睡眠不足や栄養不足の影響で血流が低下しターンオーバーのサイクルが乱れることも。
ターンオーバーが乱れると、肌荒れが治りずらくなったり、外的刺激を受けやすいお肌状態になるため、よりバリア機能が低下してしまう状態に。
また、偏った食事や睡眠不足で体内のバランスが崩れると、免疫力が落ちてしまうため、よりお肌のあれが治りにくくなることも。
そのため、日頃から、バランスの良い食事や良質な睡眠、適度な運動等のインナーケアを心掛け、免疫力をあげ、バリア機能を高めることが大切です。
ひどい症状が出たらすぐに病院
マスクによる肌荒れ具合は、人それぞれによって違います。
もし、かゆみ、腫れ、赤み等があまりにもひどい場合は、一刻でも早く病院に行き、お医者様に相談することが大切です。
自己判断でスキンケアを行い、刺激をあたえてしまうことで、症状が悪化し、さらなるトラブルに繋がることのほうがより大変です。
万が一、肌荒れ等ひどい場合は、まずは、すぐに病院に行くようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、マスクでお肌が荒れてしまう方に向け、マスクの選び方やおすすめのマスク、そして対処法をお伝えしていきました。
まだまだ新型コロナウイルスの感染拡大が続き、マスクが手放せない状態です。
今やマスクは私達にとって欠かせない存在であり、どう選ぶかで、お肌状態も左右されます。
しっかりと自分のお肌状態に合いながらも、お肌に優しい素材のマスクを使用し、徹底的に日々しっかり保湿を心掛け、マスクに当たってもあれにくいお肌状態を作っていきましょう。
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