結婚式と年賀状を送る時期が近い場合、結婚式の内祝いと年賀状って一緒に送ってもいいのかなぁ?と悩む人もいるのではないでしょうか。
そこで、そもそも結婚式の内祝いの贈る意味とマナーから、年賀状と一緒に送っていいものなのかを紹介していきます。
結婚式の内祝いと年賀状を一緒に送っていいのか、迷っている方は必見ですよ!
結婚の内祝いと年賀状を一緒に送ってもいいの?
結婚に限らず「内祝い」という意味をご存知ですか?
内祝いと聞くと「お祝いをくれた人へのお返し」というイメージではありませんか?結婚の内祝いも結婚のお祝いをくれた方への「お返し」として贈りますよね。
現代の内祝いはイメージ通りの「お返し」としての意味合いが強くなっていますが、本来の意味は少し違う意味なんです。
えっ、そうなの?知らなかった。
本来の意味はどんな意味なの?
本来の「内祝い」というのは、結婚などのお祝いごとがあった家が「幸せのおすそわけ」として親族やご近所さん、親しい人々に贈り物をすることで共に喜びを分かち合っていたことが由来になっています。
風習として「身内のお祝い」として贈ることから、「内祝い」と言われるようになったわけです。
「幸せのおすそわけ」って何だかほっこりしますね♪
結婚祝いのお返しとしてではなく、結婚を報告するために自発的に贈られていたものですので、本来であれば結婚祝いをいただいていない方でもお世話になっている方や親しい間柄の方には贈っても問題ありません。
ただし最近ではこのような「内祝い」の本来の意味が見直されてきたものの、まだ「お返し」としての意味合いが強いのが現状です。
そこで突然、内祝いを贈ってしまうと、
結婚祝いを渡してってこと…?
なんて戸惑ってしまう方も少なくありません。
特に若い世代は内祝いは「お返し」としての意味として捉えていることが多いので気をつけなくてはなりませんね。
直接この贈り物(内祝い)の気持ちについてお話ししたり、メッセージを添えたりすることで相手にも伝わりやすくなり、受け取ってくれるでしょう。
1番重要なのは相手との関係性や贈るタイミングについてできるだけ配慮することです。せっかくの内祝いですから、贈られた側が不快に感じることだけは避けたいですよね。
続いては年賀状のお話です。
年賀状は奈良時代からある年始回りを起源とした日本ならではの習慣のことです。日本では古来から新年を迎えたら目上の人のところに出向いて新年祝いのごあいさつをする年始のあいさつ回りの習慣がありました。
ところが交通網もどんどん発達していく社会では遠方にまで交際が広がり、なかなかすべてごあいさつに伺うことができなくなり、遠方の方には新年に気持ちを込めた賀状を送ることがスタートしました。郵便はがきが整った現代では「年賀状」としてその習慣が残ったというわけです。
年賀状には基本的に昨年1年間の感謝の気持ちと新年のごあいさつを込めます。少なくとも年賀状は新年に伺えない遠方へのごあいさつをするためのものなので、新年のごあいさつがメインであり、プラス事項として近況報告をするのはOKです。
よって、この「結婚の内祝い」と「年賀状」は一緒に送ることはできません。
まったく違う意味合いを持っている2つの習慣を勝手にひとまとめにしてしまうことは失礼になります。受け取る側も「?」となってしまうので絶対に避けましょう。
大人らしいマナーを守るためには、しっかり別々にタイミングを合わせてくださいね。
結婚式の内祝いはいつまでに送るのがマナー?
結婚の内祝いの意味合いについてはお話ししましたが、次は結婚式の内祝いに関するマナーについてご説明していきますね!
結婚式の内祝いを贈るのは、披露宴にご招待できなかった方や欠席された方から結婚祝いをいただいた場合ですよね。結婚式に出席した方には基本的に引き出物で十分とされています。
ただし結婚祝いと別に何かプラスで贈り物をいただいた場合には内祝いも渡すときもありますので、ケースバイケースになります。そんな結婚式の内祝いはいつまでに送ればよいのかお話ししていきます。
内祝いは一般的に「1か月以内」といわれています。
結婚式の内祝いの場合には、どんなに遅くても結婚式から1か月以内に贈る必要があります。
結婚祝いは1か月前~1週間前くらいに贈られますが、それよりも早い時期に渡されることもあります。そんなときには結婚式の前に内祝いを贈っても問題ありません。
または電話や手紙で感謝を伝え、結婚式を終えてから贈ることにしてもOKです。その場合には感謝の気持ちと一緒にその旨もお話ししておきましょう!
結婚式の内祝いの金額はいくらが相場?
結婚式の内祝いといっても贈る相手の関係性や、いただいた結婚祝いの金額によっても少し変わってきますよね。
内祝いを贈るとき、どのくらいが相場か知っておくと安心です。贈る相手によっては失礼になると取り返しのつかない状況に…なんてことも。
一般的に結婚式の内祝いの相場は、「いただいた金額の3分の1~半額程度」とされています。
中にはお祝いにいただいた品物の額が分からない場合もありますよね。そんなときには便利なネットを活用し、ある程度の価格帯を把握しておくと内祝いを選びやすくなりますよ。それを踏まえて、結婚式の内祝いを贈る相手別に相場についてご説明していきますね。
結婚内祝いの金額の相場【親戚の場合】
結婚式のお祝いで1番身近な相手というと「親戚」が多いですよね。
結婚式の日に出席できない場合には気をつかって結婚祝いを贈ってくれたり、結婚式に出席していたとしてもびっくりするほどの結婚祝いをいただいちゃった…なんてこともあるのが親戚関係だと思います。
まず新郎新婦の親戚関係のご祝儀の相場は30,000円~と言われています。
親戚が夫婦で出席する場合には50,000円~100,000円ほどです。
祖父母が夫婦で出席ともなると相場は100,000円~と跳ね上がります。このおおよその金額から結婚内祝いの相場を算出すると…「10,000円~50,000円」の範囲内で用意するのがおすすめです。
ただし金額が幅広いのであくまで目安になります。
きちんといただいた結婚祝いをもとに考えてみてくださいね。結婚祝いと内祝いに差がありすぎると相手に不快な思いを抱かせてしまうので注意しましょう。
また結婚式に出席した方には引き出物でOKと思いがちですが、引き出物よりはるかに結婚祝いの額が大きかった場合には、引き出物とは別に結婚式の内祝いを贈るといいですね。
結婚内祝いの金額の相場【友人の場合】
結婚式といったら友人たちはきっとお祝いをしてくれることでしょう。
友人の場合だと、結婚式へ出席・欠席に関わらず結婚祝いをくれたりしますよね。また結婚祝いとは別に友人たちからプレゼントをもらうこともあります。
友人のご祝儀の相場は30,000円~とされており、友人が夫婦で出席する場合には50,000円ほどです。
そのため友人の結婚内祝いの相場は「10,000円~25,000円」になります。
結婚祝いとはまた別にプレゼントが添えられていた場合には多少の色付けをしてあげるといいですね。親しい間柄こそ自分たちの利益より相手のことを考えてあげると仲も深まりますよ。
結婚内祝いの金額の相場【上司の場合】
仕事をしていると上司の存在って大きいものですよね。職場では必ず顔を合わせるわけですし、失礼があると今後の職場関係にもヒビが入りかねませんから、直属の上司ともなるとより一層悩んでしまいますよね。
上司の結婚祝いは関係性で大きく変わるのですが、主賓や祝辞をする上司は50,000円ほどで、披露宴にのみ出席する場合には30,000円~となっています。
そこから計算すると結婚内祝いの相場は「10,000円~25,000円」になります。
しかし中には「お返しは不要だよ」という上司も少なくありません。その場合には基本的に内祝いを贈る必要がありません。
ただし、しっかり感謝の気持ちを伝えることは重要です。今後の関係も円滑に進めたいなら、ちょっとした菓子折りなどを用意するのもおすすめです。
結婚内祝いにおすすめはコレ!
結婚内祝いを贈るとき、どんなものがいいのか悩みますよね。
贈る方との関係性はもちろん、年齢や性別など様々なことを考慮するとますます頭を悩ませてしまうと思います。
単なる贈り物ではないからこそ喜んでもらえるものを選びたいですし、結婚内祝いには何がぴったりなのか気になりますよね。
それではいくつかおすすめについてご紹介していきます!
好みに迷ったら「カタログギフト」
年上の方に贈る場合、好みが分からないことってあります。贈るからには喜んで使ってもらえるのが嬉しいですよね。
そんな場合におすすめなのが「カタログギフト」です。
なんといってもカタログギフトは価格帯が幅広く、ぴったりのものを贈ることができます。そのうえカタログギフトであれば相手方が欲しいと思うものを選んでもらえますよね!
お洒落で選ぶのが迷っちゃう。そんなギフトが多いと人気なのが、こちらのカタログギフトの専門店【antina】。
すぐに使える「商品券・ギフトカード」
商品券やギフトカードは金額に応じて枚数や種類を選ぶことができますし、身近なお店で気軽に使えるものを選べば安心ですよね。
ただし商品券などは金額が相手方に分かってしまうので失礼のないように贈りましょう。
定番の「スイーツ・グルメギフト」
相手の食の好みを分かっているなら、ブランド店のスイーツやグルメ、そしてお酒などがおすすめです。結婚内祝いならではの特別感や高級感を演出できますし、もらったほうも嬉しいですよね。
ただしなるべく賞味期限が長いものを選びましょう。
生ものの場合、相手方の都合によっては届いてすぐに食べないと間に合わない…!なんてことになってしまいます。
こちらの商品は、加賀百万石のお膝元「金沢」の高級スイーツの詰め合わせ。
高級風呂敷に包んでお届けするので、内祝いやお誕生日に人気の高いスイーツなんですよ♪
気軽に使ってもらえる「消耗品」
消耗品とはタオルやソープ類などのことです。
いくつあっても気軽に使用できますし、好みが分からなくても選びやすいですよね。
タオルやソープはできるだけオーガニックや肌に優しいものなど普段ではあまり手にしないような高級なものを選ぶと喜ばれますよ!
まとめ
いかがでしたか?
大切な人生の節目だからこそ、お祝いをしてくれる方々にきちんと感謝を伝えたいものです。なかなか人に聞きにくい内容だからこそ、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!
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