未知のウイルス感染症が猛威をふるっている昨今。
インフルエンザや胃腸炎が流行する時期も手洗いや消毒をしっかりするようにと言われてきましたね。
でも以前にも増して最近はあちこちで手指のアルコール消毒を求められ、自身でもアルコール消毒液を持ち歩いて、その都度、消毒を行うなんて人もいるかと思います。
でも結婚指輪をつけたままでアルコール消毒液を使ってもプラチナやシルバーリングが、変色や腐食しないか心配になりますよね。
そこで、そんな疑問を感じている方のために、変色や宝石の腐食を防ぐケア法も合わせてご紹介します。
結婚指輪をつけたままアルコール消毒しても大丈夫?
結論から言うと、プラチナ、ゴールド、シルバーなどの地金の指輪は、アルコール消毒をしても変質など起こしません。
プラチナの結婚指輪
プラチナは化学的にも安定した貴金属なので、一般家庭にある洗剤や消毒液では腐食したり変色したりしないです。
ゴールドの結婚指輪
ゴールドも18Kであれば大丈夫です。
結婚指輪に使用するゴールドであれば18Kでしょうから問題なさそうですね。
シルバーの結婚指輪
シルバーもアルコール消毒しても大丈夫ですよ。
金属の地金に対してはアルコール消毒は心配要らないですね。
アルコール消毒で気を付けたい宝石は?
ダイヤモンドやルビー、サファイヤなどの強い鉱石である宝石はアルコール消毒をしても問題ありません。
宝石の中でも扱いに気を付けないといけないものも確かに存在します。
では、気を付けるべき宝石はどのような宝石でしょうか?
有機質の宝石
♦真珠(パール)
♦珊瑚(コーラル)
♦琥珀(アンバー)
は有機質の宝石です。
有機質の宝石に水分の使用は厳禁です。
アルコール消毒液だけではなく、お湯や水、液体洗剤も使用を避けましょう。
なんらかの処理が施されている宝石
♦エメラルド
♦翡翠(ジェイダイト)
上記は、はじめから処理が施されていることの多い宝石です。
エメラルドは亀裂を埋めるための含浸処理、翡翠は光沢を高めるためにワックス処理がされています。
これらの処理がされていると水分に弱いので、アルコール消毒液の使用は避けましょう。
水分に弱い宝石
そもそも水に弱い宝石もたくさんあります。
♦オパール
♦トルコ石
♦マラカイト
♦ラピスラズリ
♦オニキス
などです。
水に弱ければアルコール消毒液も水分が含まれているので、使用できないということになります。
多孔質な宝石(オパール、トルコ石、マラカイト)は、水分が入り込みやすく変色の原因になります。
ラピスラズリは、非常にやわらかいため、変質しやすいデリケートな宝石です。
オニキスは薬品に弱く、汗や皮脂にも弱いデリケートな宝石なためアルコール消毒の使用は避けましょう。
ここまでで紹介したアルコール消毒液の使用が難しい宝石には、誕生石も含まれています。
誕生石を結婚指輪の宝石に使用する場合もあるかと思います。
指輪の内側に誕生石を埋め込んでいる結婚指輪のデザインも、私が結婚指輪を選んでいる際に見たことがあります。
素敵なデザインですよね。
そのようなデザインの指輪をつけていらっしゃる方は一度、購入したショップに確認してみるといいですね。
余談ですが、私は結婚指輪とピンキーリングを常につけています。
結婚指輪はプラチナでできていて、ダイヤモンドがはめこまれているデザインです。
ピンキーリングは18K、こちらも華奢なダイヤモンドが3粒ついています。
そして、毎日の仕事中に10回以上はアルコール消毒液で手指消毒をしますが、指輪の変質や変色は感じたことはありません。
何度も何度も消毒するので、その都度はずすことは負担になるので一切はずしていません。
それでもやはり素材的にも宝石の種類的にも、アルコール消毒に十分に耐えられるものだから大丈夫だったということですね。
プラチナやシルバーの変色や宝石の腐食を防ぐケア方法
長い時間、身につけることになる結婚指輪、いつでもきれいにいつまでも輝いていてほしいですね。
長くつけていくことで出てくる素敵な「味」もありますが、汚れやくすみみたいなものはなるべくない状態で時間をともにしたいですね。
手軽にできるケア方法から少しだけ念入りなケア方法までご紹介します。
デイリーケアは柔らかい布で拭くだけ!
結婚指輪が汚れる原因は汗や皮脂、ハンドクリームなどの化粧品です。
夏だと汗や日焼け止め、冬だとハンドクリームなどでしょうか。
結婚指輪に少し残ったこれらを放置しておくと指輪部分や宝石がくすんできてしまいます。
なんとなく、くすんできたなと感じたらケアのタイミングです。
柔らかい布でから拭きしてみてください。
メガネ拭きのような布で十分です。
それだけでけっこうビックリするくらいきれいになりますよ。
柔らかい布でのから拭きは、どの金属や宝石でもできるケアです。
結婚指輪を日常的に身につけていない人もいらっしゃると思います。
その場合は、外した際に拭くように習慣づけるといつでもキレイな指輪になりますよ。
こちらのクロスは金・銀・プラチナすべての貴金属が磨ける、プロ仕様のオールインワンキットです♪
ひどい汚れには水洗いを!
長い年月身につけていると、拭くだけではキレイにならないことも出てきますね。
そんな時は、コップ1杯のぬるま湯に中性洗剤を数滴垂らした液に、指輪を浸し歯ブラシなど柔らかいブラシで軽くブラッシングしてください。
その後に水洗いしてから拭きすれば、ピカピカにキレイになりますよ。
このケア方法は、プラチナやゴールド、シルバーなどの素材の指輪に使える方法です。
また、ダイヤモンドが付いている指輪にも使えます。
これ以外の結婚指輪のケアをしたい場合は、結婚指輪を購入したショップに伺ってみてください。
無料でアフターケアをしてくれるショップは多いものです。
素人判断でのケアではなくプロがしてくれると安心ですよね。
併せて、結婚指輪自体の不具合がないかなどもチェックしてくれることがあります。
指輪のお掃除をお願いしに行ったのに、他の点検までしてもらうとなんだかお得な気持ちになりますね(笑)
ケア方法についてご紹介しましたが、あまり面倒な方法には感じませんでした。
手軽ですぐにでもできそうですよね。
私はこの後、早速自分の結婚指輪をキレイにしてみようと思っています!
まとめ
パートナーとペアで選んだ大切な指輪。
もちろんケアをして長い時間をこれからも清潔にキレイな状態で身につけていきたいですよね。
こまめなケアを続けることによって、指輪の余計な劣化を防ぐことができます。
ケア自体も紹介した方法で手軽にできるので、どうしても落ちない汚れや傷は購入したショップに伺ってみるのがベストでしょう。
でも、きっとそれだけじゃ落ちない傷や素材そのものの経年でできる風合いみたいなものも出てくると思います。
小さい傷ができたり購入当時の宝石以外の部分の輝きが減ってきたりするのも、思い出として刻まれていきますね。
長い年月をパートナーとともに過ごしてきた、いろいろなことを二人で乗り越えてきた証としてその指輪のありのままの姿をパートナーと一緒に楽しみたいなという気持ちも私はあります。
大切な結婚指輪が、それぞれのカップルの人生に沿ったオリジナルの素敵なものになっていきますように。
コメント