乾燥肌の人にとって冬場はお肌が乾燥して大変ですよね。
✅保湿クリームがない場合オロナインをお肌に塗ってもいいのか?
✅オロナインは保湿効果はあるのか?
気になりますよね?
オロナインの他にも馬油やワセリンなどどれが一番、乾燥肌に効果的なのか?おすすめの使い方や注意点など徹底的に解説していきます。
オロナインは乾燥肌に効果あるの?
寒い季節になり、肌が乾燥してかゆい思いをしたりあかぎれになったりして、つらい思いをしている人も多いのではないでしょうか。
ドラッグストアやスキンケアコーナーに行くと、たくさんの保湿用品があり、何を選んでいいかわからなくなりますよね。
高いスキンケア用品を買って使ってみたら合わなかったとなると、もったいなしがっかりします。
そんな時、試してほしいのが『オロナイン軟膏』です。
ほとんどの家庭に常備されてきたオロナイン。
子どものころから、擦りむいたり指を切ったりすれば、「オロナイン塗りなさいね」といわれた人も多いかと思います。
・にきび
・吹き出物
・はたけ
・火傷(軽いもの)
・ひび
・しもやけ
・あかぎれ
・キズ
・水虫(じゅくじゅくしていないもの)
・たむし
・しらくも
主成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液というもので、殺菌・消毒薬として広く用いられているものです。
添加物はグルセリン、オリーブ油、ワセリンでステロイドは含まれていないため、毎日使っても問題ありません。
乾燥肌に効果的なオロナインおすすめな使い方
「水仕事で指先がガサガサになり割れて血がにじんでくる」
そんな時はぜひオロナインを付けてください。
消毒作用もあり油分が多めなので乾燥肌に良く効き、伸びもいいので塗りやすいです。
「かかとのガサガサが酷くて、保湿クリームを毎日塗ってるのに良くならない」
こんな場合にもオロナインを試してみてください。
水虫が原因で乾燥が酷くなっている可能性もあります。
オロナインの殺菌作用が水虫に効果があるので、次第にガサガサした肌が滑らかになり良くなります。
使用方法の注意点として、5~6日塗ってもまったく改善が見られない、または症状が悪化したという場合は使用を中止して、皮膚科を受診するなど医師や薬剤師さんに相談してください。
オロナイン・馬油・ワセリン乾燥肌に効果的なのは?
おばあちゃんのお家には必ずあって、火傷をしたり、切り傷やあかぎれになれば塗っていた「オロナイン・馬油・ワセリン」ですが、乾燥肌に効果的なのは何でしょうか。
それぞれまとめてみました。
オロナイン
オロナインは昔から家庭の定番薬として常備されてきました。
殺菌作用のある軟膏なのでニキビや小さな傷、軽いやけどなどに使用されてきました。
昔は現代のようにハンドクリームや保湿剤が手軽に手に入る時代ではなかったため、水仕事や乾燥してあかぎれになった子ども・主婦の必需品でした。
主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液が殺菌・消毒をしてグルセリン、オリーブ油、ワセリンで皮膚を保護・保湿をして改善させる働きがあります。
乾燥してつらいけど、マスク生活で蒸れてニキビができたり、マスクの摩擦で肌荒れを起してて、普通の保湿剤は使えないと悩んでいる方が多いと思います。
そんな方はオロナインを試してみてはいかがでしょうか。
馬油
馬油は若い世代の人たちにはあまりなじみがないかもしれませんね。
古くから民間治療薬として広く知られており、女性のスキンケア用品としても必需品でした。
馬油はその名前の通り、馬の皮下脂肪からつくられていておよそ400年前に中国騎馬民族から日本に伝わりました。
ほかのスキンケア用品や薬と違って副作用がなく、馬肉と同じように食用油としても利用されているので、間違って口に入れても問題ありません。
赤ちゃんのように肌がうすく敏感でも心配なく使えます。
馬油には「不飽和脂肪酸」が多く含まれており、人の皮脂の構成バランスにとても近いため、刺激や痛みが少なく、素早く浸透して回復を早める効果があります。
その他にも抗酸化作用や殺菌作用・血流促進作用もあるといわれているため、乾燥してあかぎれなどをおこしているところにぬると、炎症をしずめたり肌の酸化を防いでくれたりと肌の回復を促してくれます。
刺激が少なく浸透も早いため、基本的に全身に使用できます。
使用方法として特徴的なのは、水仕事や入浴前につけてお湯などの刺激緩和や肌のバリア機能を高めてくれます。
ほかの保湿剤は入浴後や水仕事の後に乾燥を予防するため塗りますが、馬油は使用前でも後でもそれぞれに活用方法があります。
ただ、油分が浸透して乾燥が改善されたように見えますが、水分は不足している状態なので、化粧水や乳液などで整えてあげると良いでしょう。
皮膚の他、髪やくちびるなどにも使用できます。
血行不良からくる乾燥肌の方は一度馬油を試してみてくださいね。
ワセリン
ワセリンは病院でも処方してくれますよね。
赤ちゃんのおむつかぶれやアトピー性皮膚炎で困っている人は、処方されているなじみのあるものだと思います。
このほかドラッグストアや薬局でも見かけたりすると思います。
ワセリンは石油を精製した保湿剤です。
保湿剤とはいっても、ワセリンそのものに保湿成分が含まれているわけではなく、肌の表面に油膜を貼ることで皮膚の内側の水分蒸発を防ぎ肌の乾燥を防止することを目的にしています。
ワセリンの油膜には外部からの刺激から皮膚を守る保護効果もあるので、おむつかぶれや靴ずれなどの摩擦から起こる皮膚トラブルを予防してくれます。
乾燥肌がつらい時には、入浴後や洗顔後に化粧水や乳液などで皮膚を保湿したあと、仕上げにワセリンをぬると、水分の蒸発を防ぎ乾燥から守ってくれます。
擦り傷や切り傷にもワセリンは使用できます。
傷口の乾燥を予防することで、皮膚細胞の再生をする液を促進して傷口をきれいに改善します。
基本的にはワセリンに副作用はないと考えられています。
石油が原料だと聞くと、肌に悪いイメージがありますが、精製時に不純物がきれいに取り除かれるため赤ちゃんからアトピーなどの皮膚の弱い方まで安心して使用できるといわれています。
ただ、精製度の低い製品を使用すると、皮膚炎を起こすことがあるようですので、使用時には十分に製品の純度を確認するようにしてください。
このように、オロナイン・馬油・ワセリンには乾燥を予防する働きは十分にありますが、使用目的が違います。
その時の肌荒れの状態で違いますので、「今の自分にはどれが必要かな?」と十分に考えてから使用してくださいね。
乾燥肌にオロナインを使う際の注意点
オロナインは油分を多く含んでいるので、塗ったあとに紫外線を浴びるとシミになりやすいという特徴があります。
顔や首など特にシミになってほしくない場所に塗るときには、寝る前に塗り、朝から洗顔をして洗い流すようにしてください。
決して、朝から塗って外出することは、しないでくださいね。
また、オロナインは殺菌・消毒の作用がある医薬品です。
肌荒れやトラブルのない健康な状態の皮膚に「保湿効果があるから」という理由だけで塗ることはおすすめしません。
健康な肌にいる常在菌まで必要以上に殺菌して、余計なトラブルを招く恐れがあります。
『オロナインはお薬だ』ということを意識して使用してください。
まとめ
「手の乾燥や肌荒れにはハンドクリーム!」「顔の乾燥が辛いしマスク生活でニキビもあるから、高い保湿クリームを買わなくては!」そんな固定観念を持っている方も多いと思います。
買ってはみたものの軽いけがをしたときしか使わなくて、しまい込んでいるオロナインがあれば、ぜひ手やかかとのガサガサの乾燥肌に使用してみてください。
お値段の高い保湿クリームより早く改善するかもしれません。
これまでオロナインを乾燥してツライ肌に使ったことがない方は、一度試してみてくださいね!
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