ランチ後のメイク直し。ふと鏡を見たらカサカサのひび割れ状態。
とりあえずファンデーションを塗りなおしてみるけれど、気づいたらまたカサカサしてお肌が地割れのように!
「朝はしっかり綺麗に塗れていたのになんで…?!」
皆様もこんな経験ありませんか?
実はそれは、お肌が乾燥しているSOSのサインかも。
放置しておくと乾燥が悪化し、よりお肌が地割れのように…なんてことも!!
メイクは女性の心を輝かせてくれる魔法のようなもの。
しかし、乾燥のせいでお化粧のノリが悪くなり、メイクが綺麗に見えなかったら気分も下がりますし嫌ですよね。
今回の記事では、元エステティシャンの私が乾燥肌の方に向けて、メイク後のファンデーションがひび割れしてしまう原因から、おすすめのスキンケア方法やファンデーションの種類をお伝えしていきます。
さらに、ひび割れを防ぐファンデーションの塗り方やお直し方法まで、しっかり分かりやすくレクチャーしていきます。
乾燥肌の方必見!今年の冬は脱地割れ肌!みずみずしい綺麗なお肌に変身していきましょう。
乾燥肌の女性必見!メイク後のファンデーションがひび割れ状態になる原因は?
メイク後のファンデーションがひび割れ状態になる原因は大きく分け3つあります。
⒈ お肌の乾燥によるもの
⒉ ファンデーションの厚塗りによるもの
⒊ ファンデーションと下地の相性が悪い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
お肌の乾燥によるもの
先程もお伝えした通り、メイク後のファンデーションがひび割れ状態になる原因として最も一番に考えられるのは、お肌の乾燥です。
大半がこの理由だといっても過言ではないくらいです。
この乾燥の仕組みを知っていただくため、まず、お肌の乾燥状態の仕組みをわかりやすく説明します。
人のお肌の表面は角質層と呼ばれています。
角質層には皮脂膜、NMFと呼ばれる天然保湿因子、細胞間脂質(主な成分はセラミド)といった3つの潤い成分があり、これら3つの成分がお肌に潤いを蓄え水分蒸発を防ぎ、外からの刺激からお肌を守っています。
これをバリア機能と呼びますが、このバリア機能がなんらかの要因で低下してしまうとお肌は潤いを保てなくなり、水分蒸発が活発化。
さらには水分量が低下し乾燥が進んでしまうため、カサカサやひび割れといったトラブルに繋がってしまうのです。
では、バリア機能を低下させる原因は何なのでしょうか?
バリア機能を低下させてしまう要因は、冷暖房による空気乾燥、紫外線によるダメージ、お肌に合っていないもしくは間違ったスキンケア、加齢による皮脂分泌量の低下、ターンオーバーの乱れ、などが考えられます。
そのため、日頃からスキンケアを見直し、また、ターンオーバーが乱れないようにマッサージなどで血流をよくし、睡眠もとることが大切です。
ファンデーションの厚塗りによるもの
カバーをしたく必要以上に厚くファンデーションをしっかりと密着させず重ね重ね塗る行為も、ひび割れやカサカサを起こす原因の一つ。
本来適量であれば、ファンデーションをお肌に密着します。
しかしファンデーションを厚く塗りすぎてしまうと、お肌に密着しない部分のファンデーションが汗や皮脂により浮いてしまい、崩れてヒビが割れたようになってしまう可能性もあります。
また、厚塗りのファンデーションは老けて見える可能性も。
そのため、ファンデーションは適量を守り塗ることが大切です。
ファンデーションが自分のお肌に合っていない
ファンデーションには、水分を多く含むクリームタイプやリキッドタイプ、水分を含ますに粉と油でできているルースタイプやパウダータイプと様々な種類があります。
しかし、乾燥肌の方が、粉が多めのルースタイプやパウダータイプを使用すると、粉っぽさが出てしまうので、潤いが足りずお化粧が崩れやすくなり、カサカサでひび割れのようになる場合も。
自分のお肌がどんな状態でどのようなタイプのファンデーションを使うのがいいのか見極めることも大切です。
乾燥肌の方におすすめなのは、たっぷりとお肌に潤いを与えながら潤いを閉じ込めてくれるリキッドタイプとかクリームタイプ。
そして最近人気のクッションタイプもおすすめです。
乾燥肌におすすめファンデーションのひび割れを防ぐスキンケア方法を紹介
ひび割れ状態にならないためにはやはり日々のスキンケアが重要になってきます。
間違ったスキンケアで乾燥を悪化させる可能性もあるので、スキンケアは乾燥肌の方にとって超が付くほど重要なことです。
では、誤ったスキンケアをしないよう、乾燥肌にならないために、実際にどのようなケアをすることがベストなのでしょうか?
ここでは、ファンデーションのひび割れが起こる原因ともいわれる乾燥肌を防ぐスキンケア方法をご紹介していきます。
Step1:肌への負担が少ないタイプでクレンジングを
クレンジングには様々なタイプのものがありますが、自分のお肌に合ったクタイプのものを選ぶのはとても大切です。
乾燥肌の場合、オイルタイプなど洗浄力の強いものは不向きになります。
オイルタイプのクレンジングは、洗浄力が強くお肌にとって本来必要な潤い成分までも取り除いてしまいます。
また、乾燥肌の場合、お肌を守るバリア機能が低下しているため、お肌自体が敏感になっています。
そのため、お肌の負担が少ない、ミルクタイプやクリームタイプ、バームタイプなどがおすすめです。
クレンジングの際は強くこすらず、優しくメイクと30秒から1分間ほどマッサージをするようなじませ、手でお湯をため洗い流しましょう。
優しくマッサージをすることで血流がよくなるため、ターンオーバー促進にもつながります。
Step2:32度の温度できめ細やかな泡と共に優しく洗う
先程もお伝えした通り乾燥肌の方は、お肌を守るバリア機能が低下しているため、敏感になっています。
そのため、ごしごしと摩擦を与えてしまうとより乾燥悪化の原因に。
洗顔をする際には、洗顔料をよく泡立てることにより、お肌に直接指が触れることや摩擦を防ぐことができるので、洗顔はきめ細やかな泡で優しく洗うようにしましょう。
また、洗顔時の温度は、ぬるめの32度が適温です。
寒い時期になると温かいお湯で洗いたくなりますが、熱めのお湯で洗うってしまうと、本来必要な皮脂までも落としてしまい乾燥の原因になります。
Step3:ハンドプレスでしっかり潤いを
続いてお化粧水を塗ります。
なるべく洗顔後30分以内にはお化粧水を塗るようにしてください。
実は洗顔後20分から30分で洗顔前よりお肌が乾いた状態になるといわれています。
この時間内でお手入れをするかしないかで、お肌の乾燥具合が変わってきます。
そしてお化粧水を塗る際は100円玉から500円玉の量を取り、ハンドプレスをしながらやさしくお肌に浸透させるように塗ってください。
Step4:美容液でさらに栄養をプラス
美容液は、お肌に必要な成分をプラスで与えてくれる素晴らしいものです。
特定の悩みに対し集中ケアをしてくれる効果があるので、普段のお手入れにプラスで取り入れてあげることをおすすめします。
乾燥肌の方は、コラーゲンやヒアルロン酸、グリセリンなどの高保湿成分が配合された美容液がおすすめです。
塗り方は化粧水と同様。
ただ、乾燥でお肌にかゆみがあるときは、お肌が敏感になっている証拠なので控えましょう。
Step5:乳液でお肌に油分を与え保湿
続いて乳液です。
乳液には、お肌の潤いを保つ大切な役割があります。
実はめんどくさくなり、乳液をさぼってしまう方も多いです。
しかし、乳液はお化粧水同様かなり重要なもの。
お化粧水と共に乳液を付けることでお肌の水分と油分のバランスを保つだけでなく、お肌の角層を柔らかくして滑らかなお肌に導いてくれる効果もあるのです。
こちらも適量をとり、ハンドプレスをしながら浸透させてください。
Step6:最後にクリームで蓋を
最後にクリームを塗ります。
クリームは油分が多いので、テクスチャーが苦手な方も多いと思いますが、乾燥肌の方は必ず塗ってほしいアイテムです。
クリームはただ保湿をしてくれるだけでなく、お肌の水分蒸発を防いでくれるサランラップの効果があるんですが、せっかく栄養価の高い保湿成分をお肌に浸透させても蓋がなく蒸発してしまったら意味がありません。
ただし、気を付けてほしいのは塗りすぎない事です。
適量をとりお肌全体を包むよう塗ってください。
また、Tゾーンは皮脂が分泌しやすい箇所なので、少し少なめにおいてあげるといいですよ。
乾燥肌を治すには日々のスキンケアが大切です。
上記のケアを毎日続けたうえで、週2,3回、高保湿成分が配合されたフェイスパックをプラスアルファのケアとして取り入れると更に効果的です。
パックをする際は、洗顔後お化粧水前に、必ず記載されている時間通り浸透するようにしてください。
たまにパックをつけながら寝られる方がいますが、これは菌が繁殖しニキビの原因になってしまうだけでなく、逆にお肌の水分油分のバランスが崩れ乾燥します。
時間には注意が必要です。
ファンデ塗るとカサカサにならない!おすすめ下地とファンデの組み合わせは?
スキンケア方法が確認できたところで、続いては乾燥肌の方に向け実際に私が過去に使用してよかった、下地とファンデの組み合わせをご紹介します。
●デパコス編●
×
♦LUNASOL グロウイング ウォータリーオイルリクイド (リキッドファンデ)
ローラメルシエのお下地はとても軽い使用感でありながら保湿効果を重視したもの。
長時間の保湿効果があるので、ファンデを塗るとカサカサになってしまう乾燥肌の方にこそおすすめです。
そして、ルナソルのリキッドファンデは、水ツヤ肌を目指したリキッドファンデーション。
とてもみずみずしいツヤ肌になれるので、乾燥肌の方にはとてもおすすめです。
ただ、どちらも保湿効果がツヤがあるものなのでつけすぎには注意が必要です。
必ず適量を取り、スポンジで塗ってください。
●プチプラ編●
×
♦CNP Laboratory プロポリスアンプルクッションファンデ (クッションファンデ)
プチプラの味方セザンヌ。セザンヌの下地は綺麗なツヤ肌ができ潤いを与えてくれます。
高保湿下地ですがべたつき感はなく、ぴったりとお肌に密着。外からの刺激も守ってくれます。
そしてCNPのクッションファンデーション。
こちらは美容液で有名な韓国人気コスメブランドです。
このファンデには、プロポリスアンプルと言われる保湿効果が高い美容液の成分がまるまる配合されているので、メイクしながらも美肌効果を期待できるファンデーションになっています。
保湿力抜群でとてもツヤ感があるので、乾燥肌の方にお勧めです。
乾燥肌におすすめファンデーションのひび割れを防ぐ塗り方
ひび割れは、ファンデーションの塗り方によっても起きやすくなることがあります。
正しい方法でファンデーションを塗り、ひび割れを防ぎましょう。
ここでは、メイク後のファンデーションのひび割れを防ぐ正しい塗り方をご紹介していきます。
Step1:ベースメイク前の保湿はしっかり行う
乾燥肌の方にとって超が付くほど大事な基本ケア、これを怠ると、ひび割れに繋がりやすくなるので注意が必要です。
先程お伝えした手順でスキンケアを行い保湿をしてください。
そして保湿前にはホットタオルかスチーマーでお顔を温めるとさらに良いです。
ホットタオルは電子レンジで約20秒ほど温め、お顔に載せてください。
そうすることで、血行が良くなるのでお顔全体が明るくなるだけでなく、スキンケアの浸透率を高めてくれます。
Step2:化粧下地は保湿成分が配合されているものを塗る
うるおいを肌に閉じ込めたら、続いて下地を塗っていきましょう。
パール粒大くらいのサイズを手の甲に載せます。
そして白浮きしないよう、もう片方の手で薄く塗っていきます。
この時注意したいのが、中指と薬指を使い塗る事。
人差し指は力が入りすぎてしまうので、できれば中指と薬指の腹を使い塗っていきましょう。
顔の中心頬の部分から下三角ゾーンにそして外側へ向かい、素早く伸ばしていきましょう。
小鼻やキワもきちんとなじませることも大切です。
Step3:油分や水分量が多めのファンデーションをスポンジで塗る
油分や水分の量が多めのリキッドタイプかクリームタイプのファンデーションを塗りましょう。
厚塗りにならないよう米粒大ファンデーションを甲にとります。
そして額、頬、あご下に点置きをし、中指と薬指でまず目の下三角ゾーンから、顔の外側に向かいスポンジでファンデーションをポンポンと広げていきます。
お肌が乾燥している際に指だけで塗ると、お肌がカサカサしている中にファンデーションが入り汚く見える恐れがあります。
そのため、指ではなくスポンジを使用することで、綺麗に塗ることができるのです。
そして次は額です。
少し額にファンデーションをなじませた後、中心から外側にポンポンと広げます。
そしてそのまま余ったファンデーションで鼻に塗ります。
鼻は崩れやすいので少なめに優しくスタンプを押すようポンポンと仕上げるのがベストです。
そして顎。
こちらも外側に広げるよう塗り、余ったファンデーションで口回り、鼻の下、目元を塗ります。
特に目元はとてもヨレやすいので少量で大丈夫です。
そして最後にスポンジを綺麗な面に切り替え、抑え密着を高めます。
Step4:コンシーラーとフェイスパウダーを塗る
仕上げにコンシーラーとフェイスパウダーを塗っていきます。コンシーラーはしっとりタイプを選ぶことをおすすめします。
まず、くまの境目にコンシーラーをふわっと重ねます。
そして最後にフェイスパウダー。
皮脂が出やすい小鼻回り、アイメイクの崩れ防止で目元の周りをパフでしっかり塗布して下さい。
そしてその他のパーツはブラシを使いふんわりと仕上げていきます。
メイク後のファンデがひび割れした時のメイク直し方法
ファンデーションを塗った後、ひび割れしてしまうのは、主に乾燥が原因です。
そのためメイク直しの際、ただ上からファンデーション塗るだけだと、元々お肌の内部が乾燥しているため時間が経つとまたカサカサしたり、ひび割れが起きます。
メイク直しの際は、一度綺麗にお肌を整えたうえで、保湿を心掛けていくことが大切です。
ここでは、メイク後にファンデーションがひび割れしてしまった方のメイクのお直し方法をお伝えしていきます。
Step1:ミスト化粧水をお顔に吹きかける
まず、ミストタイプの化粧水を使用し保湿をします。
使用するミスト化粧水はアルコールフリー、水分と油分が両方含んだ保湿系のミスト化粧水がおすすめです。
保湿剤が含まれていないサラサラタイプのものは、水分蒸発しやすく、元々お肌が持っている水分まで蒸発してしまう恐れがあります。
そのため余計乾燥しひび割れを引き起こす原因に繋がります。
ミスト化粧水を吹きかけて少し時間を浸透させてください。
Step2:コットンに乳液を含ませ崩れた部分をメイクオフしながら保湿する
乳液を含ませたコットンをひび割れてヨレてしまっている部分に軽く当てていきます。
乳液は油分が入っており、メイクを優しくオフしながら保湿してくれる効果があります。
また、乳液の成分とメイク下地の成分が肌をしっとりさせてくれ、表面のごわつきを取ってくれる効果もあります。
気になるところに乳液を当てれたら軽くティッシュオフします。
Step3:油分の多いファンデーションを密着させるよう塗る
ファンデーションを均一になるようスポンジでトントンと優しく塗っていきます。
この際、決してつけすぎず、薄く塗ってください。
Step4:仕上げにフェイスパウダーを
こちらも軽く優しく、ファンデーションを塗った個所に塗っていきます。
パフにパウダーをとったらもみ込み、頬からポンポンと塗っていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事では、メイク後のファンデーションがひび割れしてしまう原因から、スキンケア方法、ひび割れを防ぐファンデーションの塗り方やお直し方法まで、お伝えしていきました。
メイク後のファンデーションがひび割れしてしまうのは乾燥が主な原因なので、なによりも常日頃からお肌の潤いを保つことが大切です。
そのためには、スキンケアを日々しっかり行い乾燥知らずのお肌をつくれるようにしていきましょう。
コメント